試した日本語汎用公開 Mastodon サーバについてのメモ

Fedibird (fedibird.com)

日本の運営主体によるものとしては最大となる大規模サーバです。運営者であるのえる氏の尽力とユーザの寄附で2019年から安定して運営されています。Mastodon を始める場所としてとてもおすすめできる場所です。

ローカルタイムライン(LTL)がないことから内輪感が薄く(なぜか日本のユーザにはいろいろな人のいるサーバでも構わず LTL をチャットのように使ってしまう傾向があります),投稿の少ない人も,Twitter や Tumblr のような一般的なマイクロブロギングサービスと同じ感覚で気楽に利用できるかと思います。

Mastodon からのフォークであり,独自機能が積極的に追加されているのが特徴です。ただこれにはデメリットもあり,特に,Fedibird で非常によく使われている絵文字リアクション機能は,Web UI 以外の Mastodon クライアントとの互換性はありません(なお他のサーバに対してはお気に入りとして振る舞います)。また,ベースとなっている Mastodon のバージョンが古く,本家で実装されている一部機能が利用できません。この点は評価が分かれるかと思います。

Vivaldi Social (social.vivaldi.net)

Vivaldi ブラウザの Vivaldi Technologies 社 が運営しているサーバで,昨年11月に開始しました。特に日本語話者を対象としたサーバではありませんが制限もされておらず,アクティブユーザのそれなりの割合が日本語話者のようです。

もともとブラウザも日本のユーザが際立って多い関係で日本人スタッフが複数いるようなので,手入れの面でも心配はないのではないかと思います。

LTL がありますが,他国籍であり,また日本人ユーザでも LTL を無視している人が比較的多いため,LTL でのチャットをあまり気にせず使うことも一応可能です。

最新の Mastodon が使われています。あくまで「Mastodon」として利用したいのであれば最も無難なサーバと言えるでしょう。

ただし,Vivaldi の他サービスとの統合の関係で,Mastodon が標準対応しているはずの TOTP による 2FA がオミットされていることには注意が必要です。強力なパスワードを設定し,ログインの際は決して URL を間違えないようにしましょう。

Mastodon Japan Server (mastodon-japan.net)

昨年11月に開始したサーバです。規模は小さめで LTL が中心ですが,特有のカルチャーのようなものは薄く,比較的入りやすいのではないかと思います。

最新の Mastodon が使われています。大規模インスタンスではキャッシュ待ちなどで本来の動作にならないことがありますが,ここは素直に機能します。

Mstdn.jp / Pawoo

Mastodon の発表当時人気を集めたサーバで,現在は海外の暗号資産関係の法人に譲渡されています。今も多くのユーザがいるものの,手入れが行き届いていないのが現状です。

運営資金も外部投資家からの注入に頼り切っている状態のようです。Mastodon のバージョンも古いです。海外のインスタンスからはブロックされている場合もあり,今からこれらのサーバで始めるのは,個人的にはおすすめできません。

寄附について

ホスティング形態にもよりますが,1アクティブユーザあたり年間何百円か,場合によっては何千円かのコストがかかっています。可能な限り寄附するようにしましょう,

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