CUI で暮らす(構想)
概要
今でも CUI 環境だけで暮らすことはできるのかという単なる興味から、環境構築を考えてみる。
想定は MMX Pentium / RAM 128 MB くらい?
実のところ今の OS では X を立ち上げてターミナルエミュレータを使ったほうが快適だろうし消費リソースも大差ないかと思うが,「X なし」のほうが境界がわかりやすそうなので,とりあえずは X なしで考える。
できれば実機で試してみたいが、邪魔になるので新しく買いたくもない。ちょっとスペックがリッチすぎるが VIA C7 とか Geode とかのシンクライアントが転がっていたはずなので,それを使うのがよさそう? 古い Libertto とかだったらコレクションに買ってもいいよなあ(でも動作品は希少で高い!)
環境
システム
Debian GNU/Linix?
OS はできれば Debian を使いたいが、厳しければ OpenBSD など BSD 系ならもう少し軽いはず。
ハードウェア対応の面でも、おそらく古いハードウェアでは BSD 系が有利。
Debian GNU/kfreeBSD もまだ非公式に保守されていたはず?
jfbterm
フレームバッファで非 ASCII 文字を表示できるようにするもの。とりあえずこれがないと始まらない。
uim-fep
コンソール用の UIM フロントエンド。「CUI で暮らす」からには,日本語も入力できないといけない。
tmux / screen
X 上のターミナルエミュレータのようにタブを切り替えたりはできないので,たぶんこれも要る。
エディタ
Emacs
Emacs は非常に多機能かつ拡張性が高いため、CUI 限定での運用環境に向いている。
Vim
Vim も CUI オンリー環境だとまた違った見え方をするのではないかと思う(ローカルについて言えば GUI 環境では GUI エディタを使ったほうが快適だというのが持論)。
Git
エディタじゃないが,Git は CUI のほうが便利かもしれないレベルで CUI オンリー環境で活きそうなのでなんとかサブ環境でも取り入れたい。
ブラウザ
w3m
w3m は更新は止まっているものの完成度の高いテキストベースのブラウザで,フレームバッファでの画像インライン表示なども簡単にできる。
lynx
lynx は現在も開発が継続しているもの。レポジトリにあるものはあまり多機能ではないが,コンパイルオプションの指定で実験的な機能を有効化できる模様。あまり使ったことがないのでどこまでいけるのかわからない。
netsurf-fb
NetSurf はフレームバッファでも動作できる。現在のところ機能は非常に限られているが,テキストベースのブラウザよりはずっとモダンな見た目になる。はるか昔に試してちょっと詰まった記憶があるが,迂闊にもいま参照できる場所にメモが残っていない。
メール
mutt
Mutt は古くからの MUA で、Arch Wiki で二段階認証の Gmail でもアプリケーションキー発行で使えると書いてあるなど,今でも使っている人は少なからずいるらしい。
個人的には慣れていなくて怖いからパス? そういえば WordPress にメール更新機能があったような?
その他
RAM については,昔の実機でなければ Swap でだいたいどうとでもなりそう。やはりウェブが実用にならないのが一番の制約か。逆に考えれば JSON 取得したりスクレイピングしたりしてごにょごにょという遊びは捗る。
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